お久しぶりです。人種や人種差別に関する本などを引き続き紹介していきたいと思います。
こちら、読みました
正確には最近始めたオーディブル(アマゾン)で通勤時間・自宅での作業中などに聞きました。が、実はハードコピーも持っているので読んだ部分もあります。
なかなか積読(すごい、変換できた)が進まず、オーディブルを使って読んでみたら進むんじゃない?と思って始めました。1か月間1,500円で好きなタイトルが選べる(1冊以上だとプラス料金がかかります)。
最初に利用した本はこちら。(こちらも読まないと~と思ってなかなか進んでいなかったのですがオーディブルの助けを借りて読み切りました)
これは2010年に出版の本ですが、BLMが始まる前から問題が指摘されていた警察暴力、警察の軍隊化、および黒人(男性)の大量収監の問題に迫るもので、人種差別と警察制度や大量収監、それにまつわる様々な問題(教育や就職など)が切っても切り離せないものであることがよく分かりました。このテーマは、エヴァ・デュヴァネイのドキュメンタリー「13th」のメインテーマにも重なるもので、どちらを先に見ても・読んでも・聞いても(動詞がややこしい)、人種差別に関する問題が深く理解できるようになると思います。
(今でもYouTubeで全編見れるようなので、まだの方はぜひ。)
さてEloquent Rageですが、ブラック・フェミニストと言えばベル・フックス、パトリシア・ヒル・コリンズ、キンバレー・クレンショーが有名ですがこの著者もブラック・フェミニストとして大学で教えていらっしゃるので、彼女の個人的な体験をブラック・フェミニストの視点から、特に黒人女性と黒人男性の関係、黒人女性と白人女性の関係、黒人女性としての教育体験やアイデンティティについて書いてあって、とても理解しやすく(読みやすく・聞きやすく)、どんどん進みました。また、それまで自分の中ではベル・フックスが偉大な存在だったのですが、彼女の解釈を読んで(聞いて)、少し見方が変わりました。
同年代ということもありその部分も共感しながら読みました(聞きました)。会ってお話ししたいな~と思ってしまいました。