multicultural SF

音楽と人種

「人種」シリーズ、続いてますね。
今日は音楽と人種について。
とはいっても、私はあまり音楽に詳しい方ではないので大体の一般論というか一見解になると思います。

先日、いつかは忘れたのですが、宇多田ヒカルが何かのインタビューで(彼女はアメリカでデビューしたのだけれど)、「アメリカの音楽は人種によるけど、日本の場合は何でもあり。そこがいい」という内容のことを言っていました。彼女の言うように、アメリカでは黒人の聞く音楽、白人の聞く音楽、ラティーノの聞く音楽、というのは大体決まっています。とはいえ、黒人の音楽はほぼすべてのグループの人に聞かれているといっていいと思います。ラップやヒップホップは白人やラティーノ、アジア系にも人気だし、エミネムやジンに代表されるような白人やアジア系の中にもラッパーはいますよね。ジャズなんかは、いまや黒人よりも白人の方がプレイヤーもオーディエンスも多いんじゃないでしょうか。黒人の作り出してきた音楽は、ほぼすべてのグループに受け入れられているといえると思います。

でも、逆はあんまりない。黒人のパンクロックや、ラティーノのカントリーやソウルというのはあまり聞きません。アジア人のR&Bというのもあまり聞きません。でもこれが、アジア系の若者はどんな音楽を聞いているのかと思うと、様々で、パンクロックやミクスチャー系(Linkin Parkの影響?)、ラップ、R&B, ダンス系など、それに加えて香港や台湾、韓国の音楽を聞いていたり、中にはJ-POPに詳しい人もいます。インターナショナルです。ラティーノも、スペイン語の音楽を聞いているし、スペインや中南米のスペイン語圏ではやっている曲をよく聞いていることもあります。

アメリカ音楽の性質として、例えばカントリーは保守的な人に好まれるとか、パンクロックだとリベラルになったりとか(超保守的なロックもあると聞きましたが・・)、そういう政治的な部分も含まれているので、人種によって作る音楽・聞く音楽が分かれていくのは自然なことなのかもしれないし、これも「アメリカ的」な特徴を現しているのだと思います。そういう意味では、アジア系は中間的な(あるいは中性的な)位置にいるのかもしれません。

日本の音楽のジャンルの中に、いろんなジャンルがあって、「何でもあり」なのは、そういう人種の違いや政治色の違いは抜きにして、単純に作りたい音楽をつくり、聞きたい音楽を聞いているからなのかもしれません。そういう、人種にとらわれない部分も日本のオーディエンスは持っているような気がします。少なくとも音楽に関しては。いい音楽はいい音楽ですものね。
[PR]
by hanasmilesf | 2007-01-30 17:37 | random thoughts

randam thoughts and journals from Kyoto~サンフランシスコから日本に戻ってきました~Coming full circle


by hanasmilesf

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

カテゴリ

以前の記事

フォロー中のブログ

Multicultural?

サンフランシスコという多文化的な街で見たこと、感じたことをお伝えします。
重~い内容を書くことがありますが、お気軽にコメントしてください。

書いてる人
はな/ハナ/Hannah
(一応)社会人
人はいいけど頑固。
映画はまんべんなく見るけどSFはあまり見ない。
日本人だけど刺身が苦手。

+-*-*+
*コメント・トラックバックについて
(8/24/05)
非公開コメントを下さる方は、<鍵コメ>マークを見落としてしまう場合がありますので、その旨コメント欄でお伝えいただけるとありがたいです。
(1/31/07)
現在、半角英数字のみのコメントは受け付けておりません。コメントされる場合は全角でお願いいたします。
(2/27/10)
現在、トラックバックを承認制にしています。ブログ主が承認したTBのみ反映させます。ご了承ください。また、ウェブサイト等の宣伝目的のコメントは削除させていただく場合がございます。
(1/20/11)
スパムコメント防止のため、"http://"を禁止ワードに設定しています。URLを載せられる際は、"http://"を省いてお書きください。

*メールについて
(6/28/08)
メールでのご意見・ご感想・ご質問などは、コメント欄で「非公開コメント」でメールアドレスをお知らせいただければ、こちらからメールさせていただきます。お気軽にどうぞ!

*転載・転用・引用について
(12/03/08)
このブログ記事の本文・写真等の無断での転載・転用はしないでください。ただし、引用や参考文献等として使われたい場合はコメント欄にてお知らせください。

また、ブログ管理人(私)が引用している文献等の記載につきましては、必ず出典を書くようにしています。お気づきの点等がございましたらお知らせください。

------------
エキサイト以外のリンク
 
Bookend SF
asianimprovのアジア系アメリカ雑記帖
Small and Close Things

ライフログ

最新のトラックバック

右化進む「米最高裁が不法..
from ジェイニュース 海外の珍しい..
震災、そして復興へ(被..
from 丸光ブログ 被災地応援ファン..
介護福祉士の求人募集転職..
from 介護福祉士の求人募集転職採用..

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧