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You cannot make me change my name

アメリカで日本語の名前を使うときの話を、このブログでも何回かしたと思います。日本人留学生で、英語名を使う人はほとんどいないと思うのですけど、時々「英語名を持っている?」と聞かれることがあります。この前は韓国人の先生から聞かれました。韓国人留学生の場合、ニックネームやハングル二文字(漢字で表すと漢字二文字)の一文字を取って使う人もいます。例えば、ジョンスだと、ジョンとか。台湾人や香港人の場合、英語名しか使わなく人もいますよ。その名前で免許証とかも登録してしまったりとかして、それがフォーマルな名前として認識されるわけです。

でも、これが、パスポートの名前と違うと、ちょっと厄介なことになります。パスポートの名前はもっとフォーマルな名前ということになるので、名前が二つになってしまうわけですね。それで、この名前が二つになったことによって、選挙登録でも問題が生じてしまうわけです。

この前からangry asian manで取り上げられていた問題は、そこから発展して、テキサス州である議員が「みんなわかりやすい名前を使えばいいんじゃないか」と発言し、問題になりました。つまり、もともとの自分の言語の名前ではなく、英語の名前にしなさいと。これは、問題ですね・・・。英語名はあくまで便宜上なので、親が英語の名前をつけて登録したのならまだしも、役所の都合に合わせて英語名を使いなさいというのはいくらなんでも横柄です。エリス島時代ですか、って言う話です(エリス島では移民局側の都合で名前が変えられることがあった)。動画がアップされていますが、その女性議員の言い方はナイスなようで全然わかっていないというところが丸分かりです。あーあー、言っちゃった~、って感じですね。

texas rep. suggests asian voters get easier names to "deal with"

これ、地元でもかなりの話題になりまして、この議会で発言をしたアジア系アメリカ人団体の代表者がテレビ出演をしてどうしてこの問題が重要か説明しています。
ramey ko speaks out

で、昨日紹介されていたこの動画。逆バージョンです。

インド人とイギリス人というところも、なんとも皮肉。

you english with your complicated names...

ちなみに。
タイトルのYou cannot make me change my nameというのは、あなたに私の名前を変えさせることはできない、という意味。名前って本当に大事なものだと思うから、誰かに変えられるというのはだめだと思うんですよね。ましてや、そのほうがeasier to deal withなんていわれた日にゃ、誰が変えるか!てなもんです。支配者の感覚といえばきついですが、根本はそこです。
by hanasmilesf | 2009-04-17 03:53 | multicultural topic

randam thoughts and journals from Kyoto~サンフランシスコから日本に戻ってきました~Coming full circle


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